書くことは、聴くこと。作ることは、聴くこと。

こんにちは。山形県酒田市でホームページ制作・運用代行・ライティングをしている「りょうナビホームページ制作」の小野良子です。
今回も、ちょっと仕事にも関係するプライベートの日記を書かせていただければと思います。
やっぱりいい本だった
本を読むのは嫌いではありません。といっても多読ではなく、1週間に1冊程度です。ほとんど電子書籍で読みます。
今読んでいるのは、「今さら?」という方も多いであろうベストセラー、ケイト・マーフィーの「LISTEN」です。評判通り、すごくいい本です。
「聞く(hear)」ではなく、「聴く(listen)」。もっと言えば、「傾聴する」。
この本にある通り、私たちは日々の生活で、いかに傾聴を行っていないことでしょう。これを読むと、相手の話に耳を傾け注意深く聴くことの大切さが、よく理解でき、そして反省させられます。
ジャーナリストである筆者の体験を交えて「聴く」ことについてじゅんじゅんに説いてくれるこの本は、読んでいて優しい気持ちになり、癒しの効果すらあります。
自らを振り返ると、私も曲りなりにいろいろな形で(時にはメインの収入源にしていない時代もありましたが)「書く」ことを、仕事としてやってきました。そのなかには、取材して相手の話を「聴き」、それを文章にする仕事も多く含まれました。ケイト・マーフィーのようなジャーナリストには逆立ちしても遠く及びませんが、少しは近い仕事をしてきたわけです。「聞く」ではなく「聴く(傾聴する)」ということの大切さは、少しは理解してきたつもりです。
ですが取材以外でそれができていたかと言えば、いいえ。穴があったら入りたいです。そしてこれからは、心を入れ替えて、自分以外の全ての人と接していきたいと思っています。
「聴く」ということは、相手の本質を理解することであり、愛情そのものなのです。
「書く」ということは「聴く」ことそのもの。作ることは?
ただ、自分の身に寄せて改めて言えるのは、「書く」ということは「聴く」ことそのものだ、ということです。私の場合、仕事で何かを文章にする際には「聴く」ことから始まっていると思います。
さらに、文章だけではなくWebサイト(ホームページ)制作においても、「クライアントの話を聴く」ところから仕事が始まる、と感じています。
そういえば、あるデザイナーの本を読んでいてこんな問いかけがありました。「自分に他の色のイメージがあるのにクライアントが青がいいと言ったら、青にするか」という議論です。
どちらが正しいとは言えないと思います。ただ私なら、クライアントに「青にしたい」という想いがあるなら、ほぼ絶対に青にします。
なぜなら、Webサイト(ホームページ)はオーナーやその事業の「自己表現の場」であるからです。
クライアントの意図するところ、表現したいもの、胸に秘めた想いを、よく「聴き」、忠実に(可能であればそれ以上に)表現する。それが、Webサイト制作者としての私の役割だと解釈しているのです。
もちろん本「LISTEN」に書いてある通り、自分以外の人を完全に理解することなどできない、という謙虚さは必要ですが、だからこそ、「聴く」ことが大切なのです。
今、サンプルサイトも含め、ある2つの事業のWebサイトを制作しています。
どんな色にしたいのか、どういうコンテンツを入れたいのか、何を表現したいのか、どんな用途に使いたいのか。雑談の場で、お相手からは溢れるほどの情熱や希望、その方のヒストリーまで聴くことができます。そして同時に、「できることなら、叶えたい」という想いが自分から溢れます。
その想いが、お相手が望んでいるものに少しでも重なればと思います。
サイトを作っていると、時々心が熱くなります。人は誰かのために何かをしているとき、脳内にエンドルフィン(幸福物質)が出るそうですね。それは、人間が集団で助け合って生きてきたことによる、本能的なものだそうです。
クライアントが思った通りのWebサイトをお作りできるよう、がっかりさせてしまわないよう、これからもスキルを上げていきたいものです。
ちょうど、今読んでいる「LISTEN」と仕事がリンクして、ちょっとハートがあつくなってしまいました。
追記
上の記事は、ある人にサンプルをサイトを作った後ちょっと興奮した頭で書いてしまったのですが、サンプルサイトをお見せしたところ、「素敵です!」と気に入っていただけたようでした。嬉しかったです。これからまたベストを尽くしていければと思います。

